【保存版】資産ポートフォリオの作り方。分散投資を心がけよう!

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ちゅーや

こんにちは、ちゅーやです。

今回は投資をするうえで非常に重要な「ポートフォリオ」の話を取り上げていきます。

ポートフォリオの組み方次第でリターンは大きく変わるので、投資をする際はしっかりと考えて投資をしましょう!

この記事を読めば分かること
✔ ポートフォリオの組み方
✔ 著名投資家の推奨ポートフォリオ
✔ 投資対象一覧

目次

ポートフォリオとは?

一言で言えば、ポートフォリオとはその人の資産の内訳のことです。具体的には、現金や株式、債券、不動産など様々な投資対象の中で、それぞれ何%保有しているかを示すものです。

ポートフォリオはよく「卵」と「かご」に例えられます。

1つのかごに卵をすべて入れてしまうと、そのかごを落とした時に全ての卵が割れてしまいますが、複数のかごに分散して入れておけば、1つのかごを落としても他の卵は無事というものです。

投資においても同じことが言えて、1つの投資対象に投資すれば確かに大きなリターンを得られるかもしれませんが、大きな損につながる可能性も高まります。

そのため、投資の世界では分散投資を行うことが基本とされており、この投資を分散させることまたはその分散の組み合わせのことをポートフォリオと呼んでいます。

ポートフォリオを見れば、何ををどれだけ保有しているかがわかるだけではなく、分散の仕方やリスクヘッジのやり方まで分かります。

このポートフォリオは投資をするうえで、しっかりと考えなければならないことですが、意外と忘れがちなものなのでこの機会に自分のポートフォリオを見直してみましょう。

著名投資家が提唱するポートフォリオ

ウォーレン・バフェット氏の米国重視ポートフォリオ

ウォーレン・バフェットは説明が要らないくらい日本でも有名な投資家ですね。

そんなウォーレン・バフェット氏は妻に対し、「自分の死後はS&P500に連動するETFに90%、米国短期国債に10%の資産を振り分ける」ことを伝えているそうです。

近年米国株式市場は絶好調だったので分からなくもないですが、かなりシンプルで、バフェット氏ほどの資産を有する人物ではありえないほど攻撃的なポートフォリオとなっています。

ウォーレン・バフェットの投資先
ちなみにウォーレン・バフェット氏自身はインデックスファンドを購入していません。
彼は自分自身に投資の才があることを自覚しており、S&P500以上のリターンを出せる自信があるからです。

投資で高いリターンを出せる自信がある方はあえてこの助言を無視しても良いかもしれませんね。

レイ・ダリオ氏の全天候型ポートフォリオ

レイ・ダリオは日本で生活していると聞きなじみはありませんが、運用資産残高ランキング1位のファンド「ブリッジウォーター」の創業者であり、世界的に有名な投資家です。

そのレイ・ダリオはインフレ・デフレ・経済成長・景気後退を4つの天候と捉え、どんな時もリターンを出すことを目標に提唱しているのが「全天候型ポートフォリオ」です。

長期米国債40%
短期米国債15%
米国株式30%
7.5%
コモディティ7.5%

国債が多めでかなりディフェンシブのようにも感じます。

そのため、ここ1年のパフォーマンスだけで言えば、株式のみのポートフォリオに負けますが、全天候型ポートフォリオに威力が発揮されるのは景気後退など様々なイベントが生じてきてからです。

株式市場が伸び悩んでても「全天候型ポートフォリオ」であれば着実なリターンを出していけるでしょう。

高橋ダン氏の推奨ポートフォリオ

高橋ダンさんは元ウォール街のヘッジファンドトレーダーで、今は投資系Youtuber兼PostPrimeの経営者として活動している方です。

高橋ダンさんは、長期ポートフォリオと短期ポートフォリオに分けるべきだと主張しており、長期ポートフォリオは資産の70~90%程度にするのが良いとしています。

リスクが高い株・社債・不動産と、低リスクな国債・現金、時々株式と逆方向に動くコモディティの3つのグループに分けて考えており、比率は下の表の通りです。

比率
株・社債・不動産40~60%
国債・現金10~30%
コモディティ20~40%

また、1つのアイデアに5~10%の上限を設けるべきと、分散を心がけるようにおっしゃっています。

資産の大きさの違いでポートフォリオの組み入れを変えていく

資産を貯める・伸ばす段階

資産が少ないうちは債券や金などに分散投資しなくても、株式市場の急落による金額的なダメージは少なくて済みます。

そのため、資産を積極的に伸ばしていきたい段階では、できるだけ貯金を株式投資に回すのがおすすめです。

※その分リスクが高くなってしまうため、それを嫌う方は債券や金を組み入れても問題ありません。リターンは下がってしまいますが、着実に資産を増やすことが可能です。

下の表にポートフォリオの例を載せておきますので、ポートフォリオを組む際の参考にしていただけたらと思います。

例)株式のみ債券や金あり
米国株60~70%50~60%
欧州株10~15%5~10%
新興国株10~15%5~10%
日本株0~5%0~5%
米国国債0%10~15%
0%5~10%
現金5~10%5~10%

資産を守る段階

資産が増えてきて、日々の値動きが大きくなってきたら株式市場にだけ投資しているのは危険です。運用資金が数千万円単位になると暴落で失うお金は数百万~数千万円に及びます。

そのリスクを背負ってでも資産を増やすんだ!という方は別ですが、そうではない方は資産を守る投資を心がけましょう。

具体的には、国債や金に投資する比率を高めることで資産の値動きを抑えることができます。現金を増やしておくのも一つの手です。

下の表にポートフォリオの例を示しておきますので、参考にしていただけたらと思います。

米国株15~20%
欧州株0~5%
新興国株0~5%
日本株0~5%
国債40~50%
10~20%
現金10~20%

定期的なリバランスを行う

ポートフォリオを構成したら、定期的にリバランスをすることが必要です。

リバランスとは?
株式や債券の価格が上下することで、当初のポートフォリオの割合が崩れたポートフォリオを元に戻す作業のことです。

例えば、下の画像のように株式市場が好調で株価が伸びていき、相対的に現金や債券、金の比率が下がってしまった場合を想定します。

左側のポートフォリオを組んだ方は、比較的値動きの穏やかな国債や金を合計20%組み入れていたのに、株式の値上がりで合計10%まで低下してしまいました。

株式の上昇でポートフォリオが崩れると、自分のリスク許容度に見合っていないポートフォリオへと次第に姿を変えてしまいます。

その結果、資産の増減が怖くなり精神的につらくなったり、株式の一時的な下落で売却してしまうようになるなどリターンを下げる結果にもなりかねません。

そのため、リバランスは重要というわけです。

※ただし、リバランスをした結果、まだまだ株式が伸びていき、結果的に損をしてしまうこともあることは注意しておきたい点です。

相関係数が高いからと言って買わなくて良いわけではない!

ここまで、ポートフォリオは分散するという前提でお話をしてきました。しかし、投資に詳しい方なら以下の話を聞いたことがあるかもしれません。

世界のどの株も米国株と相関係数が高く、同じように動くため、米国株式だけに投資していれば良い!

確かに、相関係数が高い投資商品を買っても「リスクヘッジ」の意味で分散はできません。暴落するときはどちらも暴落してしまいます。

しかし、下落幅はどうでしょう?また、株価の上昇幅はどうでしょう?

相関係数が高いからと言って株価の上昇幅や下落幅まで一緒、というわけではありません。

米国株も新興国株も同じように上げ下げするけれども、1年後のリターンは米国株が5%、新興国株が10%という可能性は決して排除できません。

そのため、相関係数が高いからと言って投資をしないという極端な考えをするのではなく、自分のリスク許容度や性格に合った投資は何か。これをしっかりと考えていくことが重要になってきます。

ポートフォリオに組み入れるべき投資対象

大きく分けて5つの投資対象があります。

  • 株式
  • 債券
  • コモディティ
  • 不動産
  • ビットコイン

株式は経済が上向いているときに強く、債券は金利が低下する不景気にも強いなど、それぞれの投資対象にはメリットデメリットが存在します。

これらをうまく組み合わせてポートフォリオを構成していくのが投資の肝になります。

具体的な投資対象は以下で説明します。

米国株式

2010年代は米国株が絶好調でした。リーマンショックの影響で2010年代前半は低金利だったことや、巨大IT企業のGAFAMの急成長が背景にあります。

2010年代以前を見ても、米国株の代表的な指数であるS&P500は調整期間はあれど常に右肩上がりで成長してきました。

加えて、世界の時価総額の6割以上を米国株が占めていることを考えれば、米国株は必ずポートフォリオに加えておきたい投資地域です。

新興国株式

新興国株は2000年代に調子が良く、中でもブラジル・ロシア・インド・中国はBRICsと呼ばれ、人気を集めていました。

近年では、株価の成長率が低く人気は低迷していますが、これからは新興国株の時代が来るかもしれません。

米国だけ、先進国だけ、日本だけ、という風に投資地域を固定するのではなく、新興国株にも投資を行い分散することがおすすめです。

インド株式

インドの人口は2024年に中国を抜いて1位になると予測されています。

また、若い人口が多く、まだまだこれから経済成長が見込まれる将来有望な国です。

新興国株ETFを購入すればインドにも投資することが可能ですが、インドの比率を高めたい方はインド株ETFへの投資を検討してみてはいかがでしょうか?

欧州株式

欧州はイギリスやドイツ、フランスなど新興国と比べて安定した運営ができている国が多く、財政リスクは低いと言えます。

欧州全体の経済規模は非常に大きいため、分散という意味でも投資をしておきたい地域の一つです。

加えて、2020年の大統領選挙でバイデン大統領が当選してから、「地球環境」についての関心が世界中でますます高まっています。

日本でもSDGsという言葉が定着してきてるほか、「2050年温室効果ガス実質ゼロ」政府が掲げていますが、こうした環境問題に対して特に意識が高い地域なのが欧州です。

これから数年~十数年単位で環境株が世界のトレンドになる可能性は十分にあります。

環境関連株投資という意味では欧州に投資する価値はあるのではないでしょうか?

日本株式

日本に住んでいる以上、投資対象として初めに思いつくのが日本株でしょう。

ただ、日本株は今だにバブル時の最高値を取り戻せていません。株式投資の基本は「右肩上がりに乗っていくこと」なので、その点日本株に投資して良いか悩むポイントではあります。

ただ、バブル時の株価の加熱がひどかっただけで、それ以降は企業業績に応じて株価が値付けされていることを考えれば、バブル時の株価は無視しても良いかもしれません。

いずれにせよ、人口減少国なので長期投資を行う際は資産の数%に留めておくことをおすすめします。

国債

国債は株式と比較してディフェンシブな投資対象で、株式ほどのリターンを狙えない一方で、株式ほどのリスクもありません。

そのため、リスクコントロールに使われることが多いです。

資産が少ないうちはそれほど持つ必要はありませんが、資産が増えてきて、日々の投資金額の変動が大きくなってきたら国債の量を増やすなどの対応は必須です。

金も良い投資対象です。金はディフェンシブな投資と認識されており、先行き不安で株式市場が不安定になると価格が上がる傾向にあります。

そのため、国債と同様リスクヘッジの効果があります。難点と言えば配当が出ないことでしょうか。

国債と同様に資産が多くなってきたら徐々に投資額を増やしていくのがおすすめです。

その他コモディティ

コモディティとは、直訳すると「商品」のことで、投資の世界では商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどのエネルギー、金や銀などの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったような商品に投資することを言います。

インフレヘッジになる点が大きなメリットになります。

ビットコイン

最近ではビットコインもポートフォリオに組み入れるべきとする著名投資家が増えてきました。

冒頭に紹介したレイ・ダリオ氏もビットコインに投資していると公表しています。

他にもビットコインETFが誕生するなど、ビットコインを取り巻く環境は急速に改善しています。将来「デジタルゴールド」としての地位を確立しているかもしれません。

とはいえ、現在は値動きが激しいのでリスク許容度に応じた投資を心がけましょう。一般的に言われているのは投資資金の5%未満です。

まとめ

今回はポートフォリオについて解説しました。

ポートフォリオの組み方に正解は無いので、いろんな記事を読んで、自分にピッタリのポートフォリオを探してみてください!

ちゅーや

最後までご覧いただきありがとうございました!

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