【米国ETF】米国増配株:VIGと米国高配当株:VYMを徹底比較

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ちゅーや

こんにちは、ちゅーやです。

今回は、配当目的での投資をする際、個別株に投資しても良いですが、リスクを下げるためにもETFを活用する方が多いと思います。

今回は、その際の選択肢の一つであるVIGとVYMを比較していきます!

また、そのほかにも投資に関する情報を発信しています。
あわせてご覧ください!

【ロボアド】ON COMPASS でほったらかし投資しよう! | ちゅーやブログ (tyuya-toshi.com)

目次

そもそもVIGとVYMとは?

VIG

VIGは、米国株の中でも増配を続けている株式を集めたETFです。
Bloombergによると、以下のような説明となっています。

バンガード米国増配株式ETF(Vanguard Dividend Appreciation ETF)は、米国籍のETF (上場投資信託)。ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数に連動する投資成果を目的とする。米国の中型・大型株を保有。過去10年間連続増配の米国の普通株(REITを除く)への投資に注力する。時価総額ベースで保有銘柄のウエートを算定。

VIG 銘柄 – バンガード米国増配株式ETF 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets

VYM

VYMは平均以上の配当を出す株式で構成されるETFです。
Bloombergによると、以下のような説明となっています。

バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的とする。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。

VYM 銘柄 – バンガード・ハイディビデンドイールドET 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets

VIGとVYMの比較

VIGとVYMの基本情報をまとめました。

VIGVYM
運用会社バンガードバンガード
指数ナスダック米国ディビデンド・
アチーバーズ・セレクト指数
FTSEハイディビデンド・   
イールド指数
純資産額60.83億$37.745億$
経費率0.06%0.06%
配当利回り1.53%2.78%
設定日2006/4/272006/11/16

VIGとVYMは同じ運用会社によって運用されており、ETFができた時期もほぼ同じと似ている点が非常に多いですね。

VIGは純資産額が多く、VYMは配当利回りが高いという点が大きな違いと言えそうです。
世界の投資家は「配当利回り」よりも「増配」を重視しているようですね。
増配は利益が拡大していないと難しいですから、利益が増えているかどうかを重視しているのでしょう。

パフォーマンスの違い

配当抜きのパフォーマンス

ローソク足がVYM、オレンジ色の線がVIGとなっています。

これを見ると明らかにVIGの方がパフォーマンスが良いことがよく分かりますね。
リターンが約2倍程度違います。

配当再投資した際のパフォーマンス

配当を加味しないパフォーマンスの差は約2倍となりましたが、配当を再投資したらどの程度パフォーマンスの差が縮まるのでしょうか。

平均年間リターンVIGVYM
3か月トータルリターン4.86%3.42%
1年トータルリターン35.64%40.02%
3年トータルリターン17.11%11.1%
5年トータルリターン15.46%11.29%

1年トータルリターンのみ、VYMが勝利し、それ以外はVIGが勝つ結果となりました。
長期的なリターンを目指すのであればVIGの方が適しています。

ちゅーや

でもでも、VYMは配当利回りが高いところが魅力なんだ!!


とも思いましたが、本当にそうなのでしょうか?

VIGは連続増配株を集めたETFということは、増配スピードが速く、持ち続ければVYMよりも配当利回りが高くなるなんてこともありえるのではないか。

気になったので調べてみました!

VIGを持ち続けていれば配当利回りはVYMを超える?

VIGVYM
配当利回り1.53%2.78%
1年配当成長率8.3%-1.12%
3年配当成長率7.53%5.59%
5年配当成長率6.32%6.02%
10年配当成長率7.89%9.01%

直近一年はVIGが大幅に増配、VYMが減配という対照的な結果となりました。
その影響もあってか、3年配当成長率ではVYMが2%程度劣っています。

ただ、驚きなのは10年年以上の長期に渡ってみてみると、VYMの方が増配をしている点です。
VYMの構成銘柄は優良な銘柄が多く配当成長しているということでしょう。

10年以上の長期のデータを使えば、VIGがVYMの配当利回りに追いつくことはありません。

ただ、これからはアフターコロナの時代、世界が変わったと判断して、ここ1年の増配率を重視した3年配当成長率のデータを使ってシミュレーションしてみました。

経過年数VIG
配当利回り[%]
VYM
配当利回り[%]
01.532.78
11.6452092.935402
21.7690933.099491
31.9023063.272753
42.045553.455699
52.1995793.648873
62.3652083.852845
72.5433084.068219
82.7348194.295632
92.9407514.535758
103.1621894.789307
113.4003025.057029
123.6563455.339717
133.9316685.638208
144.2277225.953383
154.546076.286178
164.8883896.637575
175.2564857.008615
185.6522987.400397
196.0779167.814079
206.5355838.250886
217.0277138.712111
227.5568999.199118
238.1259349.713348
248.73781710.25632
259.39577410.82965
2610.1032811.43503
2710.8640512.07425
2811.6821212.7492
2912.5617813.46188
3013.5076814.2144
3114.5248115.00898
3215.6185315.84799
3316.794616.73389

33年後にはVIGの配当がVYMの配当を超え、配当利回りが逆転することがわかりました!

なかなか長い時間がかかるといった印象です。
今25歳の私でも還暦間際になってようやく、配当利回りがVYMを超える。しかも、それは一括投資での話、時間分散投資すれば配当利回りが逆転する時期はさらに遅れるor逆転できないといったことにもなります。

そして、今回はVIGに有利なデータを使っての結果ですので、VYMの配当が今後しっかりと増配されていくと、VIGの配当利回りがVYMの配当利回りを逆転することはほぼ不可能になります。

ちゅーや

VYMに投資する意味はありそうで安心しました。
配当を求めるなら断然VYMですね!

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まとめ:VIGはリターン、VYMは配当を求める方におすすめ!

今回はVIGとVYMの比較をしてみました。

VIG:トータルリターンを求める方におすすめ
VYM:配当がたくさんほしい方におすすめ

ちゅーや

最後までご覧いただきありがとうございました!

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