【VGK,IEV,1386】欧州株ETF徹底解説!構成銘柄や国、経費率等を比較

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ちゅーや

こんにちは、ちゅーやです。
今回は欧州に投資できるETFの紹介です!

今回は、欧州に投資できるETFを3つ紹介し、比較していきます!

この記事を読めば分かること
✔ 欧州株ETFの比較
✔ それぞれのETFの構成銘柄や構成国・セクター
✔ どのETFがおすすめか

目次

VGK vs IEV vs 1386徹底比較!

手数料や配当等の基本情報比較

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VGKIEV1386
正式名バンガードFTSEヨーロッパETFiシェアースヨーロッパETFUBS ETF 欧州株<MSCIヨーロッパ>
運営会社VanguardBlackRockUBS
指数FTSEディベロップド・ヨーロッパ大中小型株インデックスS&Pヨーロッパ350指数MSCI ヨーロッパインデックス
設定日2005/3/102000/7/282015/3/18
運用総額$27.8B $2.1B €456.7M
構成銘柄数1,348365446
経費率0.08%0.59%0.20%
配当利回り2.32%2.23%3.04%
5年平均トータルリターン11.22%8.57%11.64%
運用総額

運用総額はVGKが最も多く、3兆円以上もあることがわかりました。一方、1386は約600億円程度とそれに比べると流動性に不安がある結果となっています。

構成銘柄数

VGKの構成銘柄数はIEVや1386の3倍以上あり、様々な銘柄に広く分散されています。

それでいて過去5年間のリターンは同様のリターンを出せており優秀です。

経費率

VGKは経費率でもIEVや1386よりも優秀で、経費率0.08%は1386の半分、IEVの7分の1となります。

1386程度の手数料であれば、リターンに大きな影響を与えることなく投資が可能かと思いますが、IEVほどの手数料となると、将来大きなリターンの差が生まれる可能性が高いでしょう。

配当利回り

配当利回りは1386が最も高く、3%を超えていました。

配当利回りが高ければ良いわけではない点は注意が必要ですが、配当をもらいたい方は重視して投資するのもありでしょう。

5年トータルリターン

過去5年間の年率リターンはIEVが劣る結果になりました。

過去の結果がすべてではないので、これだけでIEVに投資しないと考えるのではなく、あくまで参考程度に捉えておきましょう。

上位10銘柄比較

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VGKIEV1386
1Nestle Nestleネスレ
2ASML HoldingASML Holdingロイヤル・ダッチ・シェル
3Roche HoldingRoche Holdingロシュ・ホールディング
4LVMH Moet
Hennessy Louis Vuitton
LVMHノバルティス
5AstraZenecaNovartisHSBCホールディング
6Royal Dutch ShellNovo Nordiskブリティッシュ・アメリカン・タバコ
7NovartisAstraZenecaトタル
8Novo NordiskSAPノボ・ノルディスク
9SAPSiemensグラクソ・スミスクライン
10HSBC HoldingsUnileverBP
16.90%20.13%18.62%

それぞれのETFの構成銘柄数と同様に、上位10銘柄の比率はVGKが最も低く、IEVが最も高くなっていました

VGKの方がより分散されているので、より値動きが穏やかになり、特定の銘柄が上昇した際にその成長を取りこぼすことがありません。

一方で、分散されているということは、大きなリターンを見込める確率は下がるということにもなります。ただ、VGKの過去のリターンはIEVよりも上なので問題ないと捉えることもできます。

投資セクター比較

VGKIEV1386
テクノロジー8.63%9.06%4.1%
金融18.18%15.88%20.6%
素材8.11%7.66%7.4%
一般消費財12.85%12.03%11.6%
エネルギー4.69%4.49%6.8%
資本財14.02%15.41%11.7%
生活必需品10.88%12.43%15.3%
ヘルスケア13.27%14.19%13.5%
公共事業3.81%3.99%4.1%
通信サービス2.56%3.40%4.9%
その他3.00%1.45%0.0%
  • VGK:生活必需品・通信セクターが少ない
  • IEV:金融セクターが少ない
  • 1386:テクノロジーと資本財が少なく、金融とエネルギー、生活必需品が多い

構成国比較

VGKIEV1386
イギリス23.8%22.54%30.1%
フランス15.5%17.71%15.4%
スイス14.2%17.71%14.1%
ドイツ13.4%13.49%14.0%
オランダ7.5%8.03%4.7%
スウェーデン6.5%5.62%4.5%
イタリア4.1%3.54%3.4%
デンマーク4.0%4.08%3.1%
スペイン3.7%3.62%5.0%
フィンランド2.2%1.65%
その他5.1%2.01%5.7%

VGKは、経済規模が小さい国の比率がIEVや1386よりも多い傾向となっており、特定の国に大きく依存する形にはなっていません。

IEVはフランスやスイスの比率が比較的高くなっています。

1386については、イギリスが圧倒的に高い比率を占め、経済規模が小さい国の比率が低くなっている傾向にあります。

  • VGK:幅広く分散
  • IEV:フランス・スイスが多い
  • 1386:イギリスが非常に多い

まとめ

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VGKIEV1386
運用総額☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆★★
構成銘柄数☆☆☆☆☆☆☆☆★★☆☆☆★★
経費率☆☆☆☆☆☆☆☆★★☆☆☆☆★
配当利回り
セクター生活必需品
通信が少ない
金融が少ないテクノロジー:少
資本財:少
金融:多
エネルギー:多
生活必需品:多
構成国幅広く分散フランス
スイスが多い
イギリスが非常に多い

リターンはどれくらい出るの?

過去10年のチャート

引用:tradingview

2000年代後半は米国をアウトパフォームしていた

引用:tradingview

ここ数年は米国株が強かったため忘れがちですが、欧州株が米国株をアウトパフォームしていた時期も存在します。

2010年代は米国株の時代でした。これからは欧州株が米国株を上回ることもあるかもしれません。

欧州株ETFはVGKがおすすめ!

  • 経費率が0.08%と最安値
  • 構成銘柄数が最も多いが、過去のリターンは高い
  • セクター・構成国に偏りが少ない

VGKはETF選びで非常に重要な経費率が低いだけでなく、IEVや1386よりも幅広く分散されています。

その一方で、過去のリターンは1386と同等、IEVよりも高いため優秀なETFと評価できます。

特定のセクターや国に将来性を感じているなどの事情があれば、IEVや1386も投資対象になると思いますが、迷ったらVGKで問題ないでしょう。

米ドル換金が面倒なら1386でもOK

VGKやIEVは米国市場に上場しており、米ドル買い付けをしなければなりませんが、1386は日本の株式市場に上場しているETFであるため日本円で買い付けを行うことが可能です。

1386も悪いETFではないので、わざわざ米ドルで買い付けを行うことが面倒な場合は、1386に投資することを検討しても良いと思います。

日本株の売買であれば為替手数料が不要なほか、日本株の取引であれば1日当たり〇〇万円まで手数料無料としている証券会社も多いため、手数料の観点からは有利です。

欧州株ETFを購入できる証券会社

ネット証券大手:SBI証券

VGKをはじめとする米国ETF投資においてはSBI証券が最もおすすめです。

米国株式や米国ETFの買い付けにはドルが必要であるため、日本円をドルに替えなければならず、その際に最安の証券会社でも1ドルあたり25銭がかかります。

SBI証券も1ドルあたり25銭の為替手数料がかかりますが、住信SBIネット銀行で買い付ければ1ドルあたり4銭と為替手数料を節約することが可能です。

投資において手数料は最大の敵のうちの1つです。これを節約できるのは非常に大きいです。

また、SBI証券は業界大手の証券会社であり、日本株投資にも使えるほか、IPOの数も多くオールマイティな証券会社です!

楽天証券

最近非常に勢いのある楽天証券もおすすめです。

為替手数料こそSBI証券に負けてしまいますが、SBI証券は日本株と米国株のアプリが別々なのに対し、楽天証券では1つのアプリで完結します。

楽天証券はアプリの操作性も良く、非常に使いやすいです。

また、楽天カード決済でつみたて投資信託をすれば1%のポイントが付くのも魅力的です!

SPUの条件の1つにもなっているので、楽天経済圏を使っている方には特におすすめです!

まとめ

今回は、欧州に投資できる投資信託について解説しました。

欧州株に投資する際に参考にしてください!

ちゅーや

最後までご覧いただきありがとうございました!

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