インド株式ETFのEPIとインドの成長性まとめ

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ちゅーや

こんにちは、ちゅーやです。
人口増加国で、世界一人口が多い国のインドを解説します。

中国を抜いて世界一の人口を有する国となったインドについて、人口やGDPのデータを使って、将来性をお伝えします。

また、日本で簡単にインド株に投資ができるEPIについても解説します。

目次

インドについて

人口と人口形態

資料:GLOBAL NOTE 出典:IMF

これまで、世界一の人口を有する国といえば、中国だったかと思いますが、インドが2023年に第一位になりました

人口が減少する局面に入る兆しすら見せておらず、さらなる人口増加が見込めます。

人口が増加するということはそれだけサービスの受け手が増加するということなので、物がたくさん売れ、経済がどんどん上向いていくためインドは将来有望と言えるでしょう。

インドの人口動態

引用:セカイハブ

インドの人口は若い人口が多く、生産年齢人口が68%ほどとなっています。日本では、生産年齢人口が58%ほどと考えれば非常に若い国ですよね。

若い世代は遊びや結婚、出産、子育て、家や車の購入とお金をたくさん使う世代でもあります。そうした世代の割合が多いというのは経済にとってはプラスですね。

GDPの成長率

西暦対前年比
GDP成長率
2000~2020平均+9.3%
2021+18.4%
2022+5.6%
2023+8.7%
2024+7.5%
2025+5.5%
2026+9.2%
2027+10.1%
2028+10.1%
2029+10.1%
2030+10.2%
データ引用:World Economic Outlook Database

インドは、2021年にコロナショックからの回復で大きな成長を遂げ、そこからは徐々に成長率が低下しています。

しかし、2026年以降は10%前後の成長率で推移する予想になっており、今後の成長に大きな期待がかかる国となっています!

インドは財政的に大丈夫?

では、インドに投資するリスクはないのでしょうか。財政リスクはないのでしょうか。

結論から言えば、必ずしも安全・大丈夫とは言えない状況なのが事実です

インド経済の抱える大きな問題のひとつが、財政赤字である。インドの財政収支は、長期にわたって赤字が続いており、一般政府部門の財政収支対 GDP 比率を見ると、タイやインドネシアなどの東南アジア諸国よりもかなり大きい。インドの一般政府部門ベースの財政赤字は、コロナ禍対策支出増などもあって 2020 年には 17 年ぶりに GDP の 10%を超え、その後改善したものの、依然として GDP の 7%を超える赤字を抱える。このように財政赤字が大規模かつ慢性化しているため、インド政府は、インフラ整備のための公共投資の財源を捻出することができず、これがインド経済の供給サイドの脆弱さの一因となっている。さらに、財政赤字が大きいことは、インフレ圧力や経常赤字拡大圧力を高めるなど、健全なマクロ経済運営を妨げる要因にもなる。このように、財政赤字は、インド経済にとって大きなボトルネックであると言える。

出典:インド経済の現状と今後の展望(MUFG)

出典:インド経済の現状と今後の展望(MUFG)

インドは今後大きな成長を見込める一方で、こうした財政リスクがあることも理解しておくことが重要です。

SENSEX(インド主要30銘柄)のチャート

過去10年のチャート

引用:TradingView

SENSEXは過去10年ほどで+228%と年率約12.6%の成長率となっています。VOOはそれ以上の怪物ですが、SENSEXも相当高いリターンが出ています。

インドに投資できる米国ETF:EPI

ETFの比較(EPI vs 02836 vs 1678)

日本の証券会社を利用してインドに投資できる米国ETFは思いの外少なく、EPI(WisdomTree India Earnings Fund)くらいです。(インドのグロース株に限ったETFはありますが、対象外としています。)

米国、香港、日本に上場するインドETFをピックアップし、比較した表が下の表になります。

スクロールできます
EPI02836
iShares S&P BSE Sensex India ETF
1678
NFインドNIFTY50
運用会社WisdomTreeBlackRock野村アセットマネジメント
指数ウィズダムツリーインド・アーニングス・インデックスBSE SENSEX IndexNifty50指数
経費率0.84%0.34%1.045%
構成銘柄数4073150
純資産総額4,296億円1,028億円615億円
上場市場米国香港日本

02836はEPIよりも経費率が低く優れたファンドと言えますが、純資産総額が低く、また構成銘柄数も少なくなっています。インドは新興国でありボラティリティが大きくなることが予想されるので、リスクを抑えるためにもこの2つの数値は大きい方が良いでしょう。

1678は経費率が高く、純資産総額が少ないため見劣りしますが、日本円建てで購入でき為替を気にすることなく投資できる点は良いかもしれませんね。

EPIの利点
✔ 純資産総額が大きく、流動性リスクが低い
✔ 構成銘柄数が多く分散がしっかりされている
EPIの欠点
✔ 02836よりも経費率が高い。逆に言えば、経費率だけを考えるならば02836への投資がおすすめ

他にもインドに投資する方法はある

投資信託で投資する(楽天・インド株Nifty50)

ETFではなく投資信託で投資する手法もあります。投資信託とETFの違いは「上場」しているかしていないかの差です。一般的にはETFの方が手数料が低く抑えられるメリットがあります。

楽天証券から出ている「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」は手数料が安く、おすすめとなります。

ADRで投資する

ADRとは『American Depositary Receipt』の略で、米国外の外国企業などが発行する有価証券に対する所有権を示す米ドル建て預かり証書のことです。

ADRを利用すれば通常の米国株式と同様に取引ができるため非常に便利です。例としてSBI証券では以下のようなインド株式がADRで取引できます。

ドクターレディーADR
タタモータースADR
サイファイテクノロジーADR
べダンタADR
HDFC銀行ADR
インフォシステクノロジーズADR
ウィプロADR
ICICI銀行ADR

ADRで取引できるのは大企業の銘柄ばかりですが、それでも良い方はADRで投資する方法も検討してみてください。ただし、分散投資がしにくくなるので、リスクが高くなる点には注意が必要です。

インド株式に投資できるおすすめ証券会社

おすすめ証券会社
①SBI証券
②楽天証券

SBI証券楽天証券
EPI購入可否
投資信託での投資
ETF手数料0.495%0.495%
投資信託手数料買い付け 0%買い付け 0%
最低投資金額100円100円

SBI証券

SBI証券は、国内証券会社最大手数料が楽天証券とともに国内最低水準で、取り扱い投資信託や海外株式、IPO取り扱いの数も豊富で、インド株式投資だけでなく様々な投資ができる点が非常に魅力的です。

そのため、SBI証券はどんな投資方法をするにも口座を持っておいて損はない優秀な証券会社です。

楽天証券

楽天証券はSBI証券同様、手数料が安く、誰にでもおすすめできる証券会社です。投資信託や海外株式の種類も豊富です。
また、楽天証券最大の強みは積立投資信託を楽天カード決済をすれば0.5〜1%のポイントが貯まるだけでなく、楽天ポイントで投資が可能です!

SBI証券同様、万能な証券会社です。楽天のサービスを使っている方には特におすすめです。

さいごに

今回はインド投資について解説しました。インドは人口が拡大しており、GDPもしっかりと成長しており、今後益々成長が期待できる新興国ですが、懸念点もしっかりと理解したうえで投資するように心がけましょう!

ちゅーや

最後までご覧いただきありがとうございました!

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