【債権ETF比較】BNDとAGGはどちらが良い?

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投資において、「分散」は非常に重要なものなので、株式だけでなく債権に投資をすることも必要と言われています。

債権に投資をする方法として手っ取り早いのはETFへの投資です。実際に債権ETFを調べていくと、純資産額や投資格付等の観点からBNDとAGGが推奨されることが多くなっています。

そこで今回は代表的な米国債券ETFの”BNDとAGG”の比較をしていきたいと思います。

また、他にも米国株投資できるETFを紹介しているので、参考にしていただければ幸いです!

目次

BNDとAGGの比較

基本情報

BNDとAGGの基本情報は下表のとおりです。

BNDAGG
経費率0.03%0.03%
運用資産$79.83B$77.67B
平均取引額(日)$430.79M$669.02M
分配金利回り2.40%2.18%
2022年10月現在

経費率

経費率(2022年10月現在)
  • BND:0.03%
  • AGG:0.03%

経費率はBNDとAGGともに0.03%と、非常に低い水準です。

10万円投資をしたとしても年30円しかかからないのは非常にありがたいですね!

流動性(運用資産額、平均取引額)

流動性(2022年10月現在)

運用資産額

  • BND:$79.83B=11.495兆円
  • AGG:$77.67B=11.184兆円

平均取引額(日)

  • BND:$430.79M=620.3億円
  • AGG:$669.02M=963.3億円

運用資産額はほぼ同じでした。どちらを選んでも問題ないどころか、非常に優秀な水準です。
ちなみに、以前はAGGの方が運用資産額が多い時期もありましたので、今後再びAGGが逆転する可能性はあると思います。

また、1日あたりの平均取引額については、BNDの方が若干取引額が少ない印象ですが、1日あたり数百億円も取引されている時点で十分すぎるレベルなのでこの差は気にしなくてもOKでしょう!

投資先債権の格付け

BNDAGG
AAA70.91%73.30%
AA2.98%2.50%
A11.76%10.98%
BBB14.27%13.04%
2022年10月現在

BNDもAGGもAAA債権が7割以上を占めていました。AAAの債権のデフォルト率はほぼゼロと考えてOKですので、BNDやAGGはかなり安全な債券投資を行っていることが分かります。

ちなみに、格付けとその基準については概ね以下の通りです。AA債権もデフォルトはほぼしませんので、いかにAAA債権が安全か分かるかと思います。

AAA債務を履行する能力が極めて高い
AA債務を履行する能力が非常に高い
A上位2つに比べて、経済環境の影響を受けやすい
BBB債務履行能力は十分だが、経済環境の悪化の影響を受けやすい
BB経済環境の悪化の場合に、債務履行能力が不十分になるリスク有り
B経済環境の悪化で、債務履行能力が不十分となる可能性が高い
CCC債務不履行となる可能性を持ち、債務履行能力は財務経済状況に依存
CC債務不履行となる可能性が非常に高い
C現在、破産法に基づく申請中だが、債務に基づく支払いは継続中
D債務不履行に陥っている

債権の発行体

BNDAGG
国債45.94%41.53%
住宅ローン担保証券20.20%27.83%
資本財15.71%14.48%
金融8.85%8.13%
商業用不動産担保証券2.19%1.85%
その他7.11%6.18%
2022年10月現在

債権の発行体についてもそれほど大きな差はみられませんでした。強いて言えば、BNDは国債が多く、AGGは住宅ローン担保証券が多めといったところでしょうか。

BNDとAGGどっちに投資するべき?

結論から言うと、どちらでもOKです!BNDもAGGも素晴らしいETFであることは間違いありません!

通常ETFや投資信託に投資する際、①経費率、②運用資産額や取引額(流動性)を気にする必要がありますが、BNDとAGGはその両方において超一流のETFとなっており、ケチのつけようがありません。

でも、「どっちもおすすめでう!以上!」という結論だとさすがにつまらないので、強いて言えばですが、BNDとAGGに投資をするべきな人は以下の通りです。

強いて言えばBNDとAGGはここが違う!
  • BND:国債多め
  • AGG:MBS(住宅ローン担保証券)多め
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