投資において、「分散」は非常に重要なものなので、株式だけでなく債権に投資をすることも必要と言われています。
債権に投資をする方法として手っ取り早いのはETFへの投資です。実際に債権ETFを調べていくと、純資産額や投資格付等の観点からBNDとAGGが推奨されることが多くなっています。
そこで今回は代表的な米国債券ETFの”BNDとAGG”の比較をしていきたいと思います。
また、他にも米国株投資できるETFを紹介しているので、参考にしていただければ幸いです!


BNDとAGGの比較
基本情報
BNDとAGGの基本情報は下表のとおりです。
BND | AGG | |
---|---|---|
経費率 | 0.03% | 0.03% |
運用資産 | $123.43B | $121.46B |
分配金利回り | 3.90% | 3.97% |
経費率
- BND:0.03%
- AGG:0.03%
経費率はBNDとAGGともに0.03%と、非常に低い水準です。
10万円投資をしたとしても年30円しかかからないのは非常にありがたいですね!
流動性(運用資産額)
運用資産額(1$=153円で算出)
- BND:$123.43B=18.884兆円
- AGG:$121.46B=18.583兆円
運用資産額はほぼ同じでした。どちらを選んでも問題ないどころか、非常に優秀な水準です。
ちなみに、以前はAGGの方が運用資産額が多い時期もありましたので、今後再びAGGが逆転する可能性はあると思います。
投資先債権の格付け
BND | AGG | |
---|---|---|
AAA | 3.3% | 2.68% |
AA | 71.5% | 72.51% |
A | 11.9% | 11.74% |
BBB | 13.3% | 12.56% |
BNDもAGGもAA債権以上が約75%占めていました。AA以上の債権のデフォルト率はほぼゼロと考えてOKですので、BNDやAGGはかなり安全な債券投資を行っていることが分かります。
また、AA債券の中でも、その大半が米国債券です。米国がデフォルトするというのは考えにくいと思います。
ちなみに、格付けとその基準については概ね以下の通りです。
AAA | 債務を履行する能力が極めて高い |
AA | 債務を履行する能力が非常に高い |
A | 上位2つに比べて、経済環境の影響を受けやすい |
BBB | 債務履行能力は十分だが、経済環境の悪化の影響を受けやすい |
BB | 経済環境の悪化の場合に、債務履行能力が不十分になるリスク有り |
B | 経済環境の悪化で、債務履行能力が不十分となる可能性が高い |
CCC | 債務不履行となる可能性を持ち、債務履行能力は財務経済状況に依存 |
CC | 債務不履行となる可能性が非常に高い |
C | 現在、破産法に基づく申請中だが、債務に基づく支払いは継続中 |
D | 債務不履行に陥っている |
債権の発行体
BND | AGG | |
---|---|---|
国債 | 48.00% | 44.69% |
住宅ローン担保証券 | 19.80% | 24.66% |
資本財・サービス | 14.90% | 14.60% |
金融 | 8.70% | 8.29% |
商業用不動産担保証券 | 1.60% | 1.44% |
その他 | 7.00% | 6.32% |
債権の発行体についてもそれほど大きな差はみられませんでした。強いて言えば、BNDは国債が多く、AGGは住宅ローン担保証券が多めといったところでしょうか。
BNDとAGGどっちに投資するべき?
結論から言うと、どちらでもOKです!BNDもAGGも素晴らしいETFであることは間違いありません!
通常ETFや投資信託に投資する際、①経費率、②運用資産額(流動性)を気にする必要がありますが、BNDとAGGはその両方において超一流のETFとなっており、ケチのつけようがありません。
でも、「どっちもおすすめです!以上!」という結論だとさすがにつまらないので、強いて言えばですが、BNDとAGGに投資をするべきな人は以下の通りです。
- BND:国債多め
- AGG:MBS(住宅ローン担保証券)多め