【ベンチャー投資】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判やメリットデメリット

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ちゅーや

こんにちは、ちゅーやです。
今回はFUNDINNOについて解説します!

FUNDINNOは株式上場していないベンチャー企業へ投資を行うことができる株式投資型クラウドファンディングです。

この記事では、FUNDINNOについて、メリットとデメリットや注意しておきたい点などを解説していきます。

この記事を読めば分かること
✔ FUNDINNOの仕組み
✔ FUNDINNOの期待リターン

目次

FUNDINNOとは

FUNDINNO(ファンディーノ)
引用:FUNDINNO
サービス名FUNDINNO
運営会社株式会社日本クラウドキャピタル
サービス開始年月2017年4月
累計成約額71億5590万円(2021年12月)
累計成約件数220件(2021年12月)
ユーザー数86,116人(2021年12月)
投資可能年齢20~79歳
投資金額10万円~が多い
1社あたり50万円上限

ファンディーノは、2017年にサービスが開始された日本初の「株式投資型クラウドファンディング」です。個人投資家でも簡単にベンチャー企業に投資ができるため注目されています。

というのも、一般の個人投資家にとって上場していないベンチャー企業に直接投資できる機会はそう多くありませんでした。
そもそもベンチャー企業投資は数百万円〜数千万円程度必要だったからです。

また、ベンチャー企業はまだまだ成熟していない企業なので、財務が健全か、事業は順調か、将来性があるかといった情報を集めることが難しいことも、ベンチャー企業投資が一般化しなかった要因です。

ファンディーノでは、そうした課題を解決し、10万円程度からベンチャー企業投資を行うことができます。

また、ファンディーノでは複数の公認会計士が金商法で定められた項目の審査や、社内での厳正な審査を募集企業に課しているため、ファンディーノの案件は厳正な審査に通過した企業のみとなっています。

投資ジャンルはどんなものがあるの?

FUNDINNO(ファンディーノ)取り扱い案件
引用:FUNDINNO

ベンチャー企業だけあって、テクノロジーやIT、AI、Fintechなどの技術分野が多くなっています。特にIT分野の案件数は多くなっています。

ただ、ITだけでなく、ファッションや農業、音楽などといった分野の案件もあるため、特定の分野を応援したい方にもピッタリです。

FUNDINNOのメリット

FUNDINNO(ファンディーノ)
引用:FUNDINNO

大きく値上がりする可能性がある

FUNDINNOを利用する以上、やはり一番大きな目的はこれでしょう。FUNDINNOで投資した案件がIPOしたり、他の企業によって買収されることで利益が出る仕組みです。

ベンチャー企業は株式上場している企業と比較すると時価総額が低く、事業が拡大するにつれ企業価値が上昇すれば、株式の価値も大きく上昇するため、ベンチャー企業への投資は高いリターンを期待できます。

ファンディーノの第1号イグジット案件は+50%の利益

ファンディーノでは既にイグジットを達成した投資案件がいくつかあります。その中の1社を紹介します。

2019年7月、株式会社漢方生薬研究所というベンチャー企業が第一号のイグジット案件となりました。

この案件ではファンドと一部の株主の間で相対取引が行われ、ファンディーノの投資家が保有していた募集価格1株500円の株式が1株750円で買い付けされました。

50%の利益ということで、「あれ、思ったよりも少ない」と感じた方もいらっしゃると思いますが、この案件は相対取引でのイグジットのため利益が伸び悩んでいます。

IPOという形でのイグジットであれば、非常に大きいリターンが期待できたでしょう。

企業の成長を楽しむことができる

会社の成長を一番近くで見れることもメリットになります。自分が投資した企業から定期的に事業の進捗報告がきますので、会社が大きくなっていく過程を感じることができます。

また、普通株式を保有している場合は株主総会に参加することも可能です。

通常、株式上場している企業の株主総会は規模が大きくなかなか質問をしづらいですが、ファンディーノで投資できるベンチャー企業は規模の小さい会社がほとんどなのでフレンドリーな株主総会が体験できます。

株主優待を受け取れる場合がある

ファンディーノで資金調達する企業の中には株主優待を実施している企業もあり、そうした企業へ投資をしていれば、上場企業と同様に株主優待を受けることができます。

基本的には自社製品を購入するときに利用できる割引券などが多いようです。

エンジェル税制優遇を受けられる可能性がある

エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するため、エンジェル税制対象企業に投資された個人投資家様に対して税制上の優遇措置を行う制度です。

ファンディーノでの投資はエンジェル税制を活用できる可能性があります。具体的な控除額や対象については以下の通りです。

優遇措置A
✔ 対象:設立5年未満の企業への投資
✔ 控除額:(対象企業への投資額 – 2000円)をその年の総所得金額から控除可能
✔ 控除上限:控除対象となる投資額の上限は、総所得金額×40%と800万円のいずれか低い方

優遇措置B
✔ 対象:設立10年未満の企業への投資
✔ 控除額:対象企業への投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できる
✔ 控除上限:無し

なお、優遇措置Aに属する企業への投資を行った場合は、優遇措置AかBのどちらかを選択することが可能です。

売却差損が出た場合
✔ 対象: 未上場ベンチャー企業の株式の売却により損失が生じた場合
✔ 控除額:翌年以降最大3年損失額を株式譲渡益と相殺
✔ 控除上限:無し

エンジェル税制を利用するにあたっての注意点

  • 投資したその年の年内(~12/31)に該当株式を売却してしまうと、優遇措置AまたはBを受けることができない
  • FUNDINNO MARKETにて売却した際にエンジェル税制の売却時の優遇措置を利用することはできない(2021年12月現在)。
  • FUNDINNO MARKETで投資した際に優遇措置A・Bどちらも受けられない

上記のいづれかに当てはまってしまうとエンジェル税制を活用することができない点には注意が必要です。

実際にいくら控除されるのか計算してみたい方はエンジェル税制税負担軽減シミュレーターで計算してみてください。

FUNDINNOのデメリット

大きく損をする可能性がある

非上場ベンチャー企業への投資は高い運用益を期待できる代わりに、大きな損となる可能性があります。例えば、投資した企業が倒産や解散した場合は株式の価値がなくなってしまいます。

ファンディーノで投資できる企業は株式上場している企業よりも倒産リスクが大きいため、注意が必要です。

非上場株式なので換金性が低い

ファンディーノで投資できる企業は株式市場に上場していない企業なので、通常の株式取引のように自由に売却することができません。

そのため、流動性が低く、換金が難しくなっています。

いざという時にお金にすることができないため、ファンディーノで投資する際は、数年間引き出さなくても生活していける額にしておくことがおすすめです!

FUNDINNOのイグジット案件例

漢方生薬研究所

FUNDINNO初のイグジット案件が漢方製薬研究所です。相対取引でのイグジットとなりました。

発行価格500円に対し、750円での買取が行われたので上昇率は50%です。50万円投資していた人は25万円の利益を得たことになります。

nommoc

ファンディーノで資金調達を行ったnommocも、イグジットが実現しました。

nommocは広告サービスを利用して電車やクルマなどの移動無料化に取り組むベンチャー企業であり、この企業に投資した一部の投資家が、数社に対して1株50円の株を75円で売却したことでイグジット達成となっています。

また、この他に2社が相対取引でのイグジットを実現しています。

FUNDINNOが向いている人

  • 資金に余力がある
  • 元本が無くなるリスクを受け入れることができる
  • 一攫千金を狙いたい
  • ベンチャー企業を応援したい

上記のような方がファンディーノでの投資に向いていると思います。特に最後の「ベンチャー企業を応援したい」は重要な項目です。

今までのイグジット案件を見てもIPOでのイグジットはなく、大きな利益を生み出すことができていません。

IPOはハードルが非常に高いため、今後も達成できない企業の方が多いことが予想されます。そのため、お金儲けのためだけに投資をしていると「リスクに見合っていない」と感じるかもしれません。

あくまで企業を応援して投資をして、大きな利益が出せたらラッキーくらいに思っておくメンタルが必要かと感じています。

エンジェル税制税負担軽減シミュレーター

以下の情報を入力するだけで、エンジェル税制によってどれくらい税負担が減るかをシミュレーションできるサイトが用意されています。

  • 総所得金額
  • エンジェル税制適用会社への投資額
  • 上場株式の売買による譲渡益
  • 非上場株式の売買による譲渡益

下のリンクからFUNDINNOのエンジェル税制税負担軽減シミュレーターのサイトへいくことができます。

エンジェル税制税負担軽減シミュレーター – FUNDINNO

FUNDINNO MARKETがサービス開始

FUNDINNO MARKET
引用:FUNDINNO MARKETとは – FUNDINNO

FUNDINNO MARKETとは、ネットでベンチャー企業の株式が売買できる日本初の株式コミュニティ制度の事です。

FUNDINNO MARKETで取引するためには、審査が必要で、承認されると、投資家は気になる企業を選んで希望数量や単価などを入力して申し込みができるようになります。

その後、売りたい人と買いたい人1対1のマッチングが行われる仕組みです。

このサービスにより、今までイグジットに数年から十年ほどの長期間が必要だったベンチャー企業投資に新たなイグジット方法が生まれることになります。

個人投資家同士がベンチャー企業の株式を自由に売買できるようになり、流動性が高まることで、ベンチャー企業投資がより身近な存在になっていくことが期待されます。

FUNDINNOの口コミ・評判

https://twitter.com/brabus_style/status/1467940350023315456

良い口コミもあれば悪い口コミもありました。

やはりハイリスクハイリターンということはしっかりと認識して投資を行う必要がありそうですね!

まとめ

今回はファンディーノを紹介しました。投資の一つの選択肢として検討してみてください!

もし投資される場合は、リスクが高いことだけは覚えておくようにしましょう。

ちゅーや

最後までご覧いただきありがとうございました!

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