【25GB/月で2,163円】auの新プランpovo2.0はお得！

菅総理の携帯電話料金値下げ政策により、2021年春から大手３キャリアが20GBプランの値下げを行ってきました。
そして先日、auが従来提供していた20GBプランのpovoを強化したpovo2.0を提供すると発表したため、特徴や変更点、良いプランなのかどうか解説します！

この記事を読めばわかること
✔ povo2.0の特徴やpovo1.0との違い
✔ povo2.0のメリット・デメリット
✔ その他キャリアとの比較

povo2.0の特徴

povo2.0ではデータ（ギガ）もトッピング制

povo2.0の最大の特徴は、データもトッピングになることです。

ベースプランが０円で、そこに自分の好きな量のデータを追加し、利用するという流れになります。データトッピングをしない場合は送受信最大128kbpsとなるため、非常に低速の通信となってしまいます。
また、180日間トッピング利用の無い場合は契約を解除される可能性があるのでご注意を！

「#ギガ活」でデータ容量を貯めることができる

日常で利用する店舗でギガを「もらう」、街中やイベントなどに隠れているギガを「さがす」、抽選などでギガが「あたる」という3つの取り組みが実施されます。

また、povoのブランドカラーである黄色いアイテムを探すと、通常よりも多くのギガがもらえる「FIND povo」が2021年秋から始まります。

方法	詳細
もらう	対象店舗におけるau PAY支払いや、対象店舗の利用でギガを「もらう」ことができる
さがす	街中やバーチャル空間でギガを「さがす」と、ギガをチャージすることができる
あたる	店舗やオンラインサービスなどと連携し、抽選などによりギガが「あたる」

例えば、「もらう」に関しては、以下の店舗でauPAY決済をすることでギガをGETできます！

店舗・サービス	条件	データ容量	有効期間
ウエルシア	500円以上の購入	300MB	3日間
カインズ	2,000円以上の購入	1GB	7日間
コナズ珈琲	500円以上の購入	300MB	3日間
すき家	500円以上の購入	300MB	3日間
ドトールコーヒー	500円以上の購入	300MB	3日間
はま寿司	500円以上の購入	300MB	3日間
ビックエコー	500円以上の購入	300MB	3日間
ヒマラヤ	2,000円以上の購入	1GB	7日間
ベイシア	2,000円以上の購入	1GB	7日間
丸亀製麺	500円以上の購入	300MB	3日間
menu	500円以上の購入	300MB	3日間
ローソン	500円以上の購入	300MB	3日間

povo1.0とpovo2.0の比較

以下の表は、povo1.0（従来プラン）とpovo2.0の比較です。変更点のみを赤く表示しています。

	povo1.0	povo2.0
基本料	税込2,728円/月	税込0円/月
データ容量	20GB/月	0GB/月 トッピングで追加
通信制限時通信速度	最大1Mbps	最大128kbps
国内通話料	税込22円/30秒	税込22円/30秒
国内SMS利用料	送信：税込3.3円/通 受信：無料	送信：税込3.3円/通 受信：無料
契約対象年齢	20歳以上	13歳以上

基本料やデータ容量に関しては前述した通り、データトッピング制度が導入されたため、ともにゼロとなっています。

また、従来20歳以上でないと契約できなかったpovoですが、povo2.0へのアップデートを機に13歳以上になり、より多くの方が利用できるサービスになっています。
お子さんがいる家庭などにはうれしい変更なのではないでしょうか。

ただ、通信制限の際の通信速度に関しては、1Mbps→128Mbpsと速度が大きく下がることとなりました。

1Mbpsであれば生活するのに問題ないレベルの通信が行えるため、この速度を据え置くとデータトッピングを利用する人が少なくなってしまうというau側の危惧があったのだと思います。
しかし、消費者側にとっては確実に改悪と言える変更点です。

トッピングのラインナップ

①データトッピング

データトッピングのラインナップと有効期限、料金は以下の通りです。

データ容量	有効期間	料金
1GB	7日間	390円
3GB	30日間	990円
20GB	30日間	2,700円
60GB	90日間	6,490円
150GB	180日間	12,980円
データ 使い放題	24時間	330円

20GB以下だけでなく、それ以上の60GB、150GBも用意されており、60GBや150GBを購入すれば月額2,163円で利用できます。
特に、150GBの場合は月25GBで2163円となり非常にお得です！

②通話トッピング

通話トッピングは以下の通りです。ただし、月744時間を超える通話や、ナビダイヤル（0570）への電話などかけ放題対象外となる場合もあるので、注意が必要です。

月744時間を計算すると、１日当たり24時間となるのでどう頑張っても超えようがないですが、公式ホームページには記載があるので一応言及しておきます。

	5分以内 通話かけ放題	通話かけ放題
料金	税込550円/月	税込1,650円/月
かけ放題対象	5分以内の通話	制限なし
超過料金	5分超過分は税込22円/30秒	制限なし

③コンテンツトッピング

また、コンテンツトッピングは2種類あり、以下のようになっています。

	DAZN	smash.
料金	税込760円	税込220円
利用期限	7日間	24時間

他社のプランとの比較

20GBプラン	povo2.0	LINEMO	ahamo	楽天 モバイル
月額料金	2,163~ 2,700円	2,728円	2,970円	2,178円
5分以内の電話 かけ放題料金	550円	550円	無料	Linkアプリ利用で無料
通信制限時の 通信速度	128kbps	1Mbps	1Mbps	ー
通話料	22円/30秒	22円/30秒	22円/30秒	22円/30秒
受付	Web	Web	Web	Web 店舗
その他	・#ギガ活 ・トッピング	・LINEギガフリー ・1年間オプション割引キャンペーン中

メリット

①自由度が増す
②#ギガ活でギガを稼げる
③データを一気にトッピングすればかなりお得

①自由度が増す

povo2.0を使えばデータ容量の自由度が増し、利便性が高まります。
例えば、「今月はあまり外に出る用事がなくてWi-Fiばかり使うからギガがもったいないなあ」なんて時にその月だけ3GBにするといったことが簡単に行えちゃいます。

楽天モバイルはそれを自動で行ってくれる点で似通った特徴を持っていますが、やはりまだまだ通信品質は低いと言わざるを得ません。
通信品質を確保しつつ、ライフスタイルに合わせたデータ容量を選択できるという点がpovo2.0の優れた点でしょう。

②#ギガ活でギガを稼げる

#ギガ活はまだまだ詳細が不明な点も多いですが、「もらう」に関しては前述の通り例示されており、一定金額以上をauPAY払いすることでギガが獲得できる仕組みでした。
その中にはローソンやすき家等店舗数が多い会社も含まれています。

#ギガ活対象店舗の利用が多い方にとっては買い物をすればギガが勝手にチャージされるのでお得で便利です。

③データを一気にトッピングすればかなりお得

データトッピングは全部で6種類あります。さきほど載せた表ですがもう一度載せておきます。

データ容量	有効期間	料金
1GB	7日間	390円
3GB	30日間	990円
20GB	30日間	2,700円
60GB	90日間	6,490円
150GB	180日間	12,980円
データ 使い放題	24時間	330円

例えば、60GBを買えば、有効期間が3カ月なので、1カ月20GB使用可能で1カ月当たりの料金は2,163円となります。
これは楽天モバイルに匹敵する安さなので、非常に有用だと言えるでしょう。

なお、150GBを選択しても月当たりの料金は2,163円と60GBの時と変わりませんが、月当たりに使用できるギガが25GBとなり、楽天モバイルのプランを凌駕します。

デメリット

①通信制限時の通信速度が最大128Mbpsと遅い

①通信制限時の通信速度が最大128Mbpsと遅い

従来のpovo1.0であれば通信制限時でも最大1Mbpsとそれなりの速度だったため、使えなくはない速度だったかと思いますが、povo2.0では最大128kbpsとなったため不便を感じるはずです。

毎月20GBずつトッピングすると料金は他社と変わらないので、通信制限時の速度が遅いpovo2.0はあまり良いとは言えません。

まとめ：povo2.0は自由度の高い料金プラン

今回はpovo2.0について解説しました。
今後他社も従来プランをアップデートしてくる可能性はあると思いますので、そうしたニュースには敏感に情報収集し、自分にピッタリの料金プランを見つけてください！

povo2.0のメリット
・自由度の高いデータ容量選択ができる
・#ギガ活でデータ容量をGETできる
povo2.0のデメリット
・通信制限時の通信速度が最大128Mbps

こんなひとにおすすめ！
✔ ギガの量を毎月柔軟に変えたい
✔ 通信品質は保ったまま20GBをお得に使いたい
✔ 通信制限になった時の通信速度は気にしない