楽天・JEPQの特徴
基本情報
名称 | 楽天・米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド(毎月決算型) |
愛称 | 楽天・JEPQ |
販売開始日 | 2025年08月14日 ~ |
運用管理費用 (実質負担) | 年率0.658%(税込) |
購入時手数料(税込) | なし |
信託財産留保額 | なし |
楽天・JEPQは超人気のETFに投資する投資信託
楽天・JEPQは、JEPQに直接投資をする投資信託です。楽天VTIや楽天VYMと同じイメージですね。
詳しくは”JEPQの特徴”のところで触れますが、JEPQはアクティブETFにおける資金流入額が年初来で世界第一位を誇る、今年世界で一番売れているアクティブETFです!
JEPQの特徴
基本情報
名称 | JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF |
ティッカー | JEPQ |
運用会社 | JPモルガン・アセット・マネジメント |
運用管理費用 | 年率0.35% |
米国株式の現物とオプションを活用(カバードコール戦略)
「株式などの原資産の保有」と「コールオプションの売り」を同時に行う投資手法です。
メリットとしては、原資産価格があまり大きく上昇しないと予想される局面等でも、コールオプションの売却によりインカム収益を獲得することが期待される点です。
原資産の価格上昇による利益は限定的になるデメリットもあります。
アクティブETFにおける資金流入額 世界第1位!(年初来)
銘柄 | Ticker | 年初来流入額 | 純資産総額(残高) | |
---|---|---|---|---|
1 | JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF | JEPQ US | 約9,926億 | 約3兆7,900億円 |
2 | Janus Henderson AAA CLO ETF | JAAA US | 約6,549億円 | 約3兆460億円 |
3 | iShares U.S. Thematic Rotation Active ETF | THRO US | 約6,424億円 | 約6,570億円 |
4 | JPMorgan Equity Premium Income ETF | JEPI US | 約6,027億円 | 約5兆7,978億円 |
5 | Capital Group Dividend Value ETF | CGDV US | 約5,942億円 | 約2兆5,350億円 |
6 | YieldMax MSTR Option Income Strategy ETF | MSTY US | 約5,571億円 | 約6,662億円 |
7 | iShares U.S. Equity Factor Rotation Active ETF | DYNF US | 約5,563億円 | 約2兆6,060億円 |
8 | Direxion Daily TSLA Bull 2X Shares | TSLL US | 約5,154億円 | 約6,628億円 |
9 | JPMorgan Ultra-Short Income ETF | JPST US | 約4,900億円 | 約4兆5,494億円 |
10 | PIMCO Multisector Bond Active ETF | PYLD US | 約4,049億円 | 約7,966億円 |
全ETF(パッシブ含む)における資金流入額 世界第10位(年初来)
銘柄 | Ticker | 年初来流入額 | 純資産総額(残高) | |
---|---|---|---|---|
1 | Vanguard S&P 500 ETF | VOO US | 約9兆4,724億円 | 約96兆5,057億円 |
2 | iShares 0-3 Month Treasury Bond ETF | SGOV US | 約2兆7,115億円 | 約7兆185億円 |
3 | Vanguard Total Stock Market ETF | VTI US | 約2兆3,276億円 | 約69兆6,786億円 |
4 | SPDR Portfolio S&P 500 ETF | SPLG US | 約2兆15億円 | 約10兆230億円 |
5 | iShares Bitcoin Trust ETF | IBIT US | 約1兆6,483億円 | 約9兆9,851億円 |
6 | Invesco QQQ Trust Series 1 | QQQ US | 約1兆4,080億円 | 約49兆1,738億円 |
7 | Invesco Nasdaq 100 ETF | QQQM US | 約1兆2,584億円 | 約7兆1,853億円 |
8 | SPDR Bloomberg 1-3 Month T-Bill ETF | BIL US | 約1兆1,527億円 | 約6兆3,808億円 |
9 | Vanguard Growth ETF | VUG US | 約1兆505億円 | 約24兆3,605億円 |
10 | JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF | JEPQ US | 約9,926億円 | 約3兆7,900億円 |
メリット
利回りが高い

2025年5月31日時点
JEPQはかなり利回りが高い投資商品です。その分リスクも大きいですが、ハイリスクハイリターンを目指すのであればアリかもしれません。
100円から少額で投資できる
通常ETFで買う場合、最低投資金額は1口約7700円程度になるため、少額から購入できるのは大きなメリットとなります!
数万円レベルで買う方にとっても定額で投資できるのは利便性が高いと思います。
日本円で投資できる
ETFへ直接投資することを考える場合、日本円を米ドルに換金してから購入する必要がありますが、投資信託であればそれが不要です。
面倒な換金をやってくれるのは負担軽減になると思います。
二重課税調整制度の対象になる

外国株式の配当は、外国で課税された後、日本でも課税される仕組みとなっていて、二重に課税されている問題があります。
これを回避するには個人で確定申告をしなければいけませんが、投資信託であれば運用会社から配当金を受領する際に外国で課税された金額分が国内で課税される金額から控除されます。
デメリット
手数料が高め
楽天・JEPQの手数料は年率0.658%と高めになっています。アクティブ投資信託なので仕方ないですが、この手数料をどう見るかは投資判断に影響しそうです。
ただ、アクティブ投資信託をということを考えれば、絶対投資できない手数料帯ではないかと思います。
リスクが高い
JEPQはオプションのコール売りをしており、現物投資をする普通の投資信託とは一線を画すものです。
インデックスのリターンを超えようと下落局面でも儲かる戦略ですが、ガンガン上昇する相場ではむしろリターンが低くなるなどの影響もあります。
結果的に何もせずインデックス投資信託に投資していればリターンが高かった、、、なんてこともあり得るかと思います。