こんにちは、ちゅーやです。
今回は、資産性ミリオンアーサーについて考えていきたいと思います。
今回は、スクエアエニックスの決算資料に記載されている内容+インタビュー記事から、スクエニがNFT事業にどれくらい本気なのか見ていきます。
この記事で取り上げる決算は2022年3月期第2四半期決算です。生の決算説明資料を見たい方はそ知らをご覧いただければと思います。
ちなみに、資産性ミリオンアーサーは2021年10月にサービスを開始したスクエアエニックスのNFT事業のことです。詳しくは下の記事で解説しています。
この記事を読めば分かること
✔ 資産性ミリオンアーサーの今後(OMJ, GmameFi 等)
✔ スクエニのNFTに対する本気度
決算説明会資料
中期経営戦略について
スクエアエニックスは、中期経営戦略にて上図のような目標を掲げており、そのための方策として、以下の3つの方策を示しています。
- IPエコシステムの強化
- 新規領域への挑戦
→①NFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」正式リリース
→②ブロックチェーンゲームへの本格参入 - Withコロナ時代に対応した事業構造の最適化
スクエアエニックスは、上記のうち新規領域への挑戦として「NFT事業への参入」に取り組んでいます。
①資産性ミリオンアーサーについて
NFTに関する具体的な取り組みとして、スクエニは2021年10月14日にNFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」を発売し、スクエニの事業アセットとどのようなシナジーがあるかを検証していたようです。
この取り組みによって、スクエニのコンテンツとの高い親和性を確認できたため、実証実験フェーズは終了とし、今後は本格的な事業化に向けた準備を進めていくと明言しています。
企業として資産性ミリオンアーサーに注力していくことが明言されるのは、今後の資産性ミリオンアーサーの将来性を占う上で必ずプラスになってきます。
サービス提供元がどれだけの熱量を持ってやれるかによって、サービスの質であったり、宣伝広告費のかけかたが変わってくるからです。
スクエニが本気で資産性ミリオンアーサーに取り組んでいくのであれば、今後ますます様々なコンテンツが追加されていくことに期待がかかります。
②ブロックチェーンゲームへの本格参入を検討
次に、ブロックチェーンゲームへの本格参入の検討についてです。
現在、デジタルエンタテインメントを取り巻く環境は、「ゲームの遊ばれ方」と「テクノロジーの進化」という観点で大きく変化しているとしています。
確かに、従来ゲームは1人で遊ぶことが普通でしたが、Wi-Fiの普及により距離が離れているユーザーと通信してマルチプレイを行うことが容易になりました。
また、最近NFTやトークンエコノミーの普及・拡大により、テクノロジーも発達してきています。
スクエアエニックスはこうした新規のテクノロジーを活用し、ブロックチェーンゲームを新たな柱として育てるべく、ブロックチェーンゲームへの本格参入を進めていくことを表明しました。
現時点ではスクエアエニックスに十分なノウハウを有した人材がいないため、今後は人材採用や他社との提携を行い、ブロックチェーンゲームのノウハウ獲得と開発に注力していくようです。
開発プロデューサーの畑圭輔氏へのインタビュー
また、資産性ミリオンアーサー開発プロデューサーの畑圭輔氏がインタビューを受けた記事がありましたのでそちらも紹介します。記事は下のリンクからご覧いただけます。
スクウェア・エニックスはなぜNFTに進出したのか。「資産性ミリオンアーサー」誕生秘話を聞く | Business Insider Japan
社内の反応
いろいろなゲームプロデューサーから「話を聞きたい」とコンタクトが来ているようです。今後、別のゲームでもブロックチェーンが導入されていくかもしれませんね。
OMJポイントについて
適切に購入し、保有してくださっている方が報酬をもらえるようにしたいという思いからOMJポイントを設定されたようです。
OMJポイントはいわゆるステーキングとは異なるためLINKとは関係のない、スクエアエニックスの独自のものだとしながら、「特許出願中で、資産性ミリオンアーサーの目玉としてお披露目したい」としています。
いまだ謎に包まれたOMJポイントですが、開発プロデューサーの畑氏がこう言うのであればOMJポイントの使い道には期待しても良さそうです。
資産性ミリオンアーサーの今後
今後は第三弾も追加していく予定の事。
そして、販売したシールが市場に行き渡ったときに、どのように流通するのかや、OMJポイントが関わってきたらどうなるのか、何をどれぐらい投じたらエコシステムとして回るのかを観察していき、事業的に継続可能であれば第四弾、第五弾も検討していくようです。
また、チーム内では「売れているんだから、次すぐに投入しましょう」という声もありますが、利益ではなくエコシステムファーストでやっているとのことでした。
利益を追求するのはもちろん良いですが、その結果市場にシールがあふれるようでは価値も上がらないので、その点は非常にありがたいですね。
GameFi(ゲーミファイ)に関しても言及されており、要約すれば「現在は特に考えていない」という内容でした。
GameFi(ゲーミファイ)って?
ユーザーがゲームをプレイすることで仮想通貨などの報酬を得ることができる仕組み。Play to Earn(プレイ・トゥ・アーン)とも呼ばれる。
決算+インタビューからみる資産性ミリオンアーサーの今後
- スクエニはNFTに本格参入を公表
- 第三弾を追加し、事業的に継続可能であれば第四弾や第五弾も発売していく予定
→あくまでエコシステムファーストで、それほど発売を急がない可能性もあり - OMJポイントは資産性ミリオンアーサーの目玉になる?
- GameFiは特に考えていない
今回の情報を整理すると上記の通りです。
スクエニとしてはNFT事業に本気で取り組んでいくようなので、そこは安心な点かと思います。今後第三弾、第四弾、第五弾と発売されていけばさらなる盛り上がりを見せる可能性は大いにあります。
また、OMJポイントについても期待が持てる内容もありました。GameFiについては残念ですが、これを導入してしまうとお金を持っている人たちが遊ぶゲームになってしまうとの危惧から、導入に後ろ向きとのことなので仕方ないかもしれません。
まとめ
今回は、資産性ミリオンアーサーについての情報をお届けしました。
今後新たな発表があるのが楽しみですね。特にOMJポイントについてはますます楽しみになってきました。
当ブログでは資産性ミリオンアーサーに関する記事をいくつか投稿しているので、興味がある方はそちらもご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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